ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

教育長の部屋(2015年 2月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年3月19日更新

『私の誇り』

 1月17日、アストで「国東半島宇佐地域世界農業遺産中学生サミット」が開催されました。宇佐市、豊後高田市、杵築市、日出町、そして国東市の全中学校の生徒代表が集まり、世界農業遺産をはじめとして各地域の自然、農・林・水産業、伝統文化等について調査・研究したことを発表し合いました。

 国東市では武蔵中が推進モデル校になっていて、「七島イとシイタケ料理」についてステージ発表。国見中、国東中、安岐中はそれぞれが調査したことをポスターセッションしました。この発表の仕方は、発表者のすぐ近くを聴衆が取り囲むので、その緊張感や恥ずかしさはこれまでにない経験だったと思いますが、その堂々とした発表態度に、国東半島の将来を担ってくれる若者たちとしてとても頼もしく感じました。調査・研究の感想として、多くの中学生が語ったことばは、「自分のふるさとを誇りに思う」ということばでした。

 さらに最後に、全中学生の代表4人が「サミット宣言」を提案したのですが、他の3人は原稿を見ながら読んでいた中、国東中の代表は長い英文を暗記していて読んだのには驚かされました。

 これらは、中学生たちがひとりでできたのではありません。各校の先生方や地域人材の方々の指導があってこそであり、この間のご指導・ご尽力に感謝を申し上げます。そして、この活動にがんばった各校の中学生たちを、私は誇りに思います。

 折りしも次の日、安岐町の山口地区の「向陽祭」が開催され、この地で育った元・外務大臣の重光葵の遺徳を偲ぶ会が開かれました。第二次世界大戦前後の動乱の時代にあって、平和外交に徹してわが国を再び国際社会に復帰させたことはご存知の通りですが、この「向陽祭」が今年で58回目にもなることを聞き、これにも驚かされました。地域の偉人を顕彰し、その生き方や考え方を後世に伝えていこうとするその地域の営みは、子どもたちの教育にとっても大切であり、これも子どもたちがふるさとを誇りに思う取組だと思います。地域の伝統文化の継承も然りです。

 今後とも、各地域・学校において世界農業遺産はもちろん、伝統芸能・文化、地域の特産物、史跡、祭り、郷土料理などについての学びがしっかり位置づき、調べ学習や意見発表などを通じて「思考力・判断力・表現力」を伸ばす実践が展開されることを期待したいと思います。私たちのふるさと・国東は、それだけの「教材の宝庫」だということをあらためて感じた2日間でした。

仁王像(国東橋)

⇑仁王像(国東橋)


このページの先頭へ
前のページに戻る