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教育長の部屋(2015年11月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年11月6日更新

「地域や家庭の教育力」

10月31日、富来小学校で「大分県PTA連合会指定研究発表会」が開催された。昨年度から2年間、まさに「学校と家庭と地域」の教育力を結集して積み重ねてきた実践を発表した。

当日は、県内各地からPTA関係者の参加があり、子どもたちが地域の方々や保護者たちに指導してもらいながら活動する様子を参観していた。研究テーマを「地域と一緒に育てちいこうえ!富来っ子」としていたが、その一端を垣間見ることができた。地域人材、ゲストティーチャー、保護者などといっしょに、どんぐりを使った「写真立て」、「案山子づくり」、「流木アート」、廃油を利用した「キャンドルづくり」、さらには地域の食材を使っての「ご当地料理」、「おにぎりづくり」などに挑戦する子どもたちの活動は、参観者の評価も高かった。

また、11月1日は「おおいた教育の日」の大会が臼杵市で開催され、その中で「教育の日のエッセー」の表彰式があったのだが、国東小学校1年生の瀬田夏未さんが「小・中・高・大学生等の部」の最優秀賞を受賞した。

今年のテーマは「読書」だった。夏未さんが、お母さんが描いた大きな「魚」に、本を1冊読むごとに「うろこ」を貼っていくことを通して、ついには1100冊を読破したことを書いている。本人の努力や意欲はもちろんだが、本を読ませるための母親の「しかけ」や家族の励ましがあったからであり、ここにも、教育が学校だけで行なわれるのではなく、家庭における教育力も子どもに大きな影響を与えるということがわかる。

教育は学校だけでなく、家庭や地域の教育力が必要だということは、頭の中ではよくわかる。では、家庭では何を・どうしたらよいのか、地域としては何を・どうしたらよいのかと問われると、具体的方策がわからないということも事実としてあるのかもしれない。そのために、県や市では「目標協働達成校」を指定し、共通の目標について学校ですべきこと、家庭で努力すること、地域にお願いすることを明らかにして、目標達成に向けて努力しているところである。 

何ごともそうだが、教育にしてもじっと待っているだけでは子どもは伸びない。上述の2つの実践から、私たちは子どもに対して何らかの「しかけ」を準備し、またその過程において適切な評価をし、さらには次のステップを示すことなどが大切であることを教えられる。

イチョウ


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