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教育長の部屋(2016年9月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年9月7日更新

平成28年9月「教育長の部屋」

 

「未来志向で」

 いよいよ2学期が始まった。

今年の夏は、「猛暑」、「リオ五輪」、そして「ポケモンGО」の3つを挙げれば語ることができるのではないだろうか。

まずは「猛暑」だが、地域によっては40度に近い暑さを記録し、人間も作物も自然の脅威の前にはなす術もなかった。とりわけ雨が少なかった地域では、今後は水田の水不足に悩むことも予想されている。

「リオ五輪」については、開催前は施設整備の遅れや警備上の心配などが取り沙汰されて少なからず不安もあったが、それもほぼクリアした大会になった。日本選手団の連日の活躍もあって、いよいよ4年後に迫った「東京五輪」に対して、期待も高まってきた。

そして「ポケモンGО」騒動は、あれから1ヵ月以上が経過したが、そのフィーバーぶりはまだ続いていて、それに関する事故やトラブルなども報道されている。都会では子どもたちの深夜徘徊や歩きスマホによる事故なども心配されている。今後とも注視していかなければならない問題である。

さて、8月19日から21日の2泊3日、安岐中学生の韓国交流事業に同行してソウルを訪ねた。安岐中学校とソウル・彦州(オンジュ)中学校の交流事業は、今年で23回目を数える歴史ある事業である。

昨年は韓国のマーズ騒動で現3年生の交流が中止になった。そこで今年は、現3年生の希望者も参加できることとし、2年生と合同、合わせて39名の交流事業になった。

20日、午前中、彦州中学校での交流会に臨んだ。オーケストラの演奏、ダンスパフォーマンス、伝統の歌の合唱などを見せてくれた。韓国の伝統遊びを安岐中学校の子どもたちとする時間もあり、一昨年とはまた違った中身の濃い交流会になった。 

午後からは、韓国・北朝鮮の南北の戦争を展示した「戦争記念館」、そして北朝鮮との国境の「統一展望台」の見学が組み込まれていて、大変印象深い研修になった。同じ民族でありながら、いまだもって河を隔てて暮らしているのを目の当たりにすると、国情とは言え、政治に翻弄されながら生きている人々の苦しみ、悲しみを感じざるを得なかった。ましてや、「統一展望台」に置かれた望遠鏡を通して、北朝鮮の赤茶けた味気ない光景を観るにつけ、日本から拉致されて異国で生きている(きた)日本人の苦難を想うと、あらためて想像を絶する思いがした。

韓国のツアーガイドさんも、度々安岐中学校の生徒に対して、「あなたたちが韓国との架け橋になって友好関係を築いてほしい。」と言っていたが、市民レベルの思いはみな同じで、領土問題にしても慰安婦問題にしても、そして韓国の南北問題にしても、政治の世界も「未来志向」で相互理解することを期待したいものである。

tonnbo

 


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