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今市地区の文化財
今市 |
市指定 |
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NO. |
区分 |
細区分 |
名称 |
所在地 |
所有者 |
指定年月日 |
01 |
史跡 |
* |
武蔵町今市 |
個人 |
昭和46年9月6日 |
|
02 |
有形 |
美術工芸 |
武蔵町今市 |
今市区 |
平成1年5月24日 |
釈迦堂横穴古墳群
横穴古墳は、古墳時代末期の古墳で、封土を盛る個々の墳墓形式から集団的な合葬形式に変ったもので、日当りのよい山の中腹や山裾を削って作った横穴の墳墓で100穴と呼ばれることもある。
釈迦堂の横穴古墳群は薬師平の南側斜面を削り、その絶壁に横穴の墳墓を造ったもので、東は熊尾から西は成吉に至る約2kmの間に、100数十が数えられる。国東半島では、他に類を見ない大規模なものである。
今日露出している今市側の部分がその中心ともいうベき所で釈迦堂横穴古墳群である。中央に釈迦三尊を祀った跡があり、その両側に大小約40の横穴を見ることができる。
石造釈迦三尊坐像附峰入り銘札
教善寺門前の堂に安置されていた石造釈迦三尊坐像と六郷満山入峯礼が保存されている。大きさは
中尊釈迦如来像 総高101.5cm、像高40cm
脇侍普賢菩薩像 総高47cm、 像高39.5cm
脇侍文殊菩薩像 総高五七cm、 像高40.5cm
であり、石材が凝灰岩であるために木彫とほとんどかわらないほど細かい部分まで刻まれており、保存状態も良い。
製作年代はかなりの古さが感じられ、室町時代頃と推定される。
六郷満山入峯札は嘉永6年の墨書銘があり、大きさは縦91cm、横30.5cmである。