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教育長の部屋(2019年3月)

印刷ページ表示 更新日:2019年3月10日更新

   「今年度を振り返って」


 3月もすでに10日が過ぎました。道々のスイセンの花や河津桜に春間近を感じるものの、まだ肌寒い日が続いております。
 この時期は卒園式や卒業式などの別れがあり、おとなの世界でも、転・退職による別れがあります。なかまと別れるということは悲しく辛いことですが、やがて訪れる新しい世界での活躍と成長を祈りたいと思います。

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 さて、子どもたちを取り巻く状況を振り返ってみますと、最近は全国のあちらこちらで「虐待」のニュースが絶えません。自分の親から「虐待」を受けた子ども、自分の子どもから「虐待」を受けた年老いた親、施設・病院や保育所の職員から「虐待」を受けた入所・入院者や幼い子どもたち等、どこに安心・安全な場所を求めればいいのかさえわからなくなっています。もちろん安心・安全な家庭や施設の方が圧倒的に多いのでしょうが、こういった事件に出会うと、不安や疑心暗鬼が私たちを襲います。人やものを愛しむ心を、今一度、私たちおとなこそが取り戻すことが必要だと思います。
 幸いに国東市では、今年度も大きな事件・事故はありませんでした。いつも見守り活動をしていただいている地域の力に感謝を申し上げるとともに、教育委員会としても常に「危機管理意識」を持ち続けたいと思います。

 ところで今年度は、国東市におきましては「六郷満山1300年祭」や「国民文化祭・障害者芸術文化祭」の大きなイベントがありました。それぞれの担当課や職員にとっては例年以上の忙しい毎日でしたが、その努力もあって、多くの観光客や各種イベントの観客から喜ばれたことは大変うれしいことでした。
 また、昨年5月には「鬼が仏になった里」として「日本遺産」に認定され、続いて10月には「文殊耶馬」が国指定名勝に指定されたことは、あらためてふるさと・国東を誇りに思うできごとでした。一方で、これからの「活かし方」が問われることになりますし、こういった国東の誇りをいかに子どもたちに伝え継承していくかが問われることになります。現在取り組んでいる「ふるさと国東の偉人伝」の学習や「世界農業遺産」学習に加えて、愛郷心を育てる学習のあり方は、教育委員会の大きな課題だと考えています。

 冒頭に書きましたように、3月・4月は「別れの月」であるのと同時に、新しいスタートに当たっての「決意の月」でもあります。子どもたちが自分の夢に向かって今年もがんばろうという意欲を是非応援してください。
 最後になりましたが、市民の皆様の教育委員会に対するご理解とご支援に感謝しながら、今年度の「教育長の部屋」を閉じます。