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【2月1日・2日】くにさき優秀映画祭(優秀映画鑑賞推進事業)

ページID:0039205 印刷ページ表示 更新日:2024年12月25日更新

【お知らせ】くにさき優秀映画祭の開催について

くにさき優秀映画祭チラシ表くにさき優秀映画祭チラシ裏

今回、優秀映画4作品の上映会と俳優の赤井英和さん、映画監督の阪本順治監督によるプレミアムトークショーをアストくにさきで開催します。上映作品の「どついたるねん」がデビュー作となったお二人によるトークショーでは、当時のエピソードなど貴重なお話をお聞きすることができます。上映する4作品は、いずれも受賞歴があり、高く評価された作品です。ぜひ、2日間アストくにさきで映画鑑賞をしてみませんか?

くにさき優秀映画祭チラシ [PDFファイル/1.39MB]

日程

令和7年2月1日(土曜日)・2日(日曜日)

  • 開演 10時00分(開場9時30分)
  • 場所 アストくにさき アストホール
  • 料金 1,000円(2日間共通のチケット)

チケット販売先

令和6年12月2日(月曜日)より下記プレイガイドにて販売を開始します。

涛音寮・道の駅くにみ・藤原酒店・福田書店・国広書店・道の駅くにさき(サイクリングターミナル内)
たかはし薬局・ふるさと市場R213・ディリーストア安岐たかはし・とくべ・吉松楽器店
みんなんかん・アストくにさき・武蔵中央公民館・安岐中央公民館

上映スケジュール

 
2月1日(土曜日) 2月2日(日曜日)
10時00分~
Wの悲劇(1984年)
10時00分~
つぐみ(1990年)

13時00分~
どついたるねん(1989年)

13時00分~
ニンゲン合格(1999年)

15時00分~
赤井英和×阪本順治 プレミアムトークショー

※登壇するゲストは変更になる可能性がございます。あらかじめご了承ください

 

 

優秀映画 作品紹介

Wの悲劇(監督:澤井信一郎 出演者:薬師丸ひろ子ほか)

デビュー作『野生の証明』(1978、佐藤純彌監督)で13歳にして一躍トップアイドルになった薬師丸ひろ子が、感情の微妙な動きまで熟視した長回しによる演出のなかで、大人の役者への新境地を開いた作品。その年の映画賞を多数受賞し、澤井信一郎監督の代表作にもなった。劇団の若い研究生が、看板女優からスキャンダルの身代わりを引き受けたことから、舞台「Wの悲劇」の主役の座を得る。夏樹静子の原作を劇中劇にし、薬師丸ひろ子とヒロイン、ヒロインが演じる劇中劇の少女の三者を重層化した脚本の妙や、蜷川幸雄をはじめ多数の演劇人や芸能リポーターの梨元勝らの登場など、虚構と現実を融合させた濃密な演出が高く評価された。薬師丸ひろ子が歌う主題歌も大ヒットした、1980年代日本映画を代表する一本。

薬師丸


どついたるねん(監督:阪本順治 出演者:赤井英和ほか)

「浪速のロッキー」との異名をとったプロボクサーの赤井英和が、映画初主演した作品。プロボクサーの安達は試合で頭部に瀕死の重傷を負い、ドクターストップにより引退に追い込まれる。リングへの執着が捨てられない安達は、割り切って指導者になることもできず、無謀にも選手復帰を目指す。本作で監督デビューした阪本順治監督は、赤井の飾らない魅力と、コーチを演じた原田芳雄の緩急自在の演技を掛け合わせ、唯一無二のボクシング映画を世に送り出した。赤井の実際の現役最後の対戦相手である大和田正春も友情出演。赤井はその後も、阪本監督の『王手』(1991)などの映画や、数々のテレビドラマに主演し、俳優として活躍し続けている。ちなみに、本作は移動式のドーム型映画館での上映という特殊な興行形態で公開された。

赤井


つぐみ(監督:市川準 出演者:牧瀬里穂ほか)

​吉本ばななの小説『TUGUMI』の映画化で、牧瀬里穂が同年の映画デビュー作『東京上空いらっしゃいませ』(相米慎二監督)とあわせて、各映画賞の新人賞を独占した思春期映画の秀作。老舗旅館を営む両親のもとに生まれたつぐみは、病弱な体質ゆえに甘やかされて育ち、その傍若無人ぶりは家族を困らせていた。従姉妹のまりあ、姉の陽子とともに過ごすことになった18歳の夏、つぐみはある出来事をきっかけに恭一という青年と出会う。まりあ役の中嶋朋子、恭一役の真田広之や、あがた森魚、財津和夫、高橋源一郎といった個性豊かな俳優陣のなかでも、不機嫌な表情が印象的なヒロインを演じた牧瀬里穂の強烈な存在感が光る。監督の市川準も本作で数々の映画賞に輝いた。

牧瀬里穂

 

 


ニンゲン合格(監督:黒沢清 出演者:西島秀俊ほか)

​『ドライブ・マイ・カー』(2021、濱口竜介監督)で、全米批評家協会賞主演男優賞に輝くなど、世界的にも注目を集める西島秀俊の27歳のときの主演作。西島演じる豊は、中学生の時に遭った交通事故による10年間の昏睡状態から奇跡的に目覚める。しかし、家族は離散しており、父の大学時代の友人で、廃棄物回収業者の岩雄が面倒をみることに。豊はもう一度みんなで暮らすことを求め、家族で開いていたポニー牧場を再建しようとする。スリラーやアクションの斬新な演出が評価されていた黒沢清監督による、初の本格的な家族ドラマ。人物が壁の染みのように見えるまで照明を抑えたシーンなど、冒険的な演出が冴える。人間がそこに存在していること自体の不思議さと不気味さにまで立ち戻り、家族の意味を根源的に問い直した一本。

西島秀俊

主催・特別協力

  • 主      催:国東市・国東市教育委員会/国立映画アーカイブ
  • 特別協力:青年座映画放送(株)/文化庁/(一社)日本映画製作者連盟/全国興行生活衛生同業組合連合会/(株)KADOKAWA

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