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市長コラム 第16号「二度目の大阪万博」

印刷ページ表示 更新日:2019年2月13日更新

 2025年国際博覧会(万博)の大阪開催が決まりました。11月23日午後(日本時間24日未明)、パリで開かれた博覧会国際事務局総会で、大阪市を候補地とする日本が選ばれました。大阪での開催は、1970年以来55年ぶり二度目。国内では2005年の愛知万博以来20年ぶりだそうです。

 1970年の万博は強烈な印象があります。昭和45年ですから、私が大学の4回生の時で私は京都にいましたから、大阪の吹田市付近での大博覧会でしたし、日本は高度成長期のまっただ中。日本中がエネルギーに満ちあふれていたように感じています。

 今回も、テレビを見ていると大阪を中心に沢山の人が決定を喜んでいます。世耕経産大臣も「20年の東京オリンピックのあと、大きな目標が日本に出来た」と喜んだと新聞は伝えています。

 でも、私は不思議な気がしてなりません。なんで今更万博なのでしょうか。東京でのオリンピックも同じです。日本が成長過程にあった第一回目の東京オリンピックと大阪万博は、日本の経済力と国力を飛躍的に伸ばしました。

 しかし、今は違うと思うのです。成熟国家になった日本が選ぶべき道ではないと思うのです。大臣が、国の目標をイベントに置くというのは何とも悲しいものです。未来技術等の基礎研究でも中国などに大きく水をあけられているそうです。今の日本は、イベントなどではなく、未来への技術開発や基礎研究に投資すべきではないでしょうか。

 日本国の財政のこともあります。1千兆円を超える借金がある日本にイベントに費やす余裕があるのでしょうか。しかもこれらのイベントは東京や大阪などの大都市ばかり。今、地方には生活道路改良などの国からの交付金などが中々来ないのです。フランスは、財政再建の妨げになるということで万博を辞退したそうです。

 これらの国の借金は、今の若者や子ども達の背中にかかってくるのです。今は、地道な国家運営が望まれます。
 

国東市長 三河 明史