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今年の冬は、何とも情けない。本当に冬なのでしょうか。正月三が日は、春のような暖かさでした。1月12日(日曜日)には、出初め式があり、少し冷え込んできたので、「おっ、ようやく冬らしくなるかな」と思ったけれど、それから全然、冷え込みません。
今朝の早朝ウォークでも、何とも生ぬるい寒さで、月をみると、何と「おぼろ月」ではないですか。情けない。
先月12月の中頃に、「富来こども園」の発表会があったのですが、そこで出会った若いお父さん、漁師さんなのでしょう「市長、こげえ温かっちからわりい」と悲鳴のような声を出していました。おそらく、海水温が下がらず、思うように魚が捕れないのでしょう。
このまま、寒気が来ず、春になれば、魚だけでなく、ヒジキやワカメなどの海藻、椎茸や小ネギなど、あらゆる水産物や農産物に大きな悪い影響が出るでしょう。
今日の新聞にも、温暖化で海面が上昇したとの報道がありました。世界の「指導者」といわれる人達は、責任を果たさなければなりません。
国東市長 三河 明史
※おぼろ月・・・春の夜のぼおっとかすんだ月。(小学館:新選国語辞典)