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今日、7月15日の早朝は、梅雨明けを思わせるように久し振りに雲間から朝日が顔をのぞかせ、金色の陽光が降り注いでいます。長く続いた雨も今日は一休み。朝の空気も心なしか爽やかに感じます。田んぼの稲もいつのまにか青々と大きく成長しています。
しかし、海岸に行くと惨憺(さんたん)たる有様です。大雨で川から海に流れ込んだ流木や、枯れたカヤなどの草木類が砂浜に打ち上げられており、陸に降った大量の雨が、砂浜をえぐり、あちこちに川のような浸食の痕が出来ており、今までのような国東の美しい海岸は、見る影もありません。
でも海だけは、何事も無かったかのように今日もゆったりと穏やかな表情を見せています。
有明海などのアサリの産地は、大量の雨水が海に流れ込むことで淡水化し、大きな被害が出ているそうです。国東市においても、現在は養殖の池で育てているくにさきオイスターの稚貝も淡水が大量に流れ込んだことで大きく影響を受けているそうで大変心配しています。
もうこれ以上の雨は必要ありません。早く梅雨明けが来ることをひたすら待っています。
国東市長 三河 明史