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ノロウイルスによる感染性胃腸炎に注意しましょう

印刷ページ表示 更新日:2022年1月4日更新

ノロウイルスとは

冬から春先にかけて、ノロウイルスなどが原因とみられる感染性胃腸炎が流行します。
感染するとおう吐、下痢、腹痛、発熱等を起こします。これらのウイルスは感染力が強く少量のウイルスでも感染が拡大しますので、みんなで予防に努めましょう。

予防するための3つのポイント

1.手洗いをしっかりと

患者の飛沫および、便やおう吐物に触れることで手にウイルスが付着し、その手を介して口や鼻の粘膜から感染します。
帰宅時、調理の前後、食事前、トイレの後などは、手を石けんでよく洗い、流水でしっかり流しましょう。

2.二次感染を防ぎましょう

感染者のおう吐物や便にはウイルスが大量に含まれており、乾燥するとウイルスが空気中に漂いますので、適切に処理しましょう。

おう吐物や便などの処理方法

  • マスク、ビニール手袋、エプロンなどを着用する。
  • 0.1パーセント消毒液を浸したペーパータオル等で周囲から包み込むように拭い取る。その際、おう吐物は半径2メートル程度に飛散していますので広範囲を拭い消毒しましょう。
  • 消毒後水拭きし、使用したペーパータオルなどはビニール袋に密閉して廃棄します。
  • カーペット等色落ちが心配される場所には、吐物等を取り除いた後、85度以上で1分間以上の加熱消毒が有効です。(煮沸やスチームアイロン等)

汚れた衣類、食器、便座、ドアノブ等の消毒

  • 衣類等は洗剤を入れた水の中で静かにもみ洗いした後、85℃以上で1分間以上熱水洗濯するか、0.02パーセント消毒液に10分間以上浸した後、他のものと分けて洗いましょう。
  • 食器等は0.02パーセント消毒液に10分間以上浸してから洗いましょう。
  • トイレの便座や、ドアノブ、日用品等は0.02パーセント消毒液に浸した布で拭き、その後水拭きします。

3.食品はしっかり加熱しましょう

加熱が必要な食品(特に二枚貝)は中心部を85度以上で90秒間以上しっかり加熱しましょう。

消毒方法

ノロウイルスに有効な消毒方法は、加熱消毒と次亜塩素酸ナトリウムを希釈した塩素消毒液による消毒のみです。

加熱消毒の方法

煮沸等熱湯による加熱、スチームアイロン等高温の蒸気による加熱、高温乾燥機による加熱が有効です。
いずれの場合も85度以上の高温が1分間以上保たれるよう加熱してください。

塩素消毒液(次亜塩素酸ナトリウム希釈液)の作り方

準備するもの

  • 市販の塩素系漂白剤(塩素濃度約5パーセント)
  • 500mlペットボトル
0.1パーセント消毒液の作り方
  • 用 途 おう吐物や便が直接付着したもの
  • 作り方 500mlペットボトルに、ペットボトルキャップ2杯分の塩素系漂白剤を入れ、水で満たす。
0.02パーセント消毒液の作り方
  • 用 途 食器、衣類等の付け置き、便座、ドアノブ等の拭き取り
  • 作り方 500mlペットボトルに、ペットボトルキャップ半分の塩素系漂白剤を入れ、水で満たす。