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教育長の部屋(2024年3月)

ページID:0003015 印刷ページ表示 更新日:2024年3月15日更新

学校と地域との連携・協働活動

 先日、第16回地域発、「活力・発展・安心」デザイン実践交流会に参加をしてきました。その中で、学校や地域の団体の取組内容について発表がありました。地域を巻き込んで学校が活性化してく内容や永年の継続的な取り組みで会員である児童、生徒さんの活躍や成長していく様子などが紹介されました。AIやIotなどの情報に係る進化やグローバル化など社会がスピード感をもって変化してきている中、あらためて、学校は、地域や組織、団体等の方々の協力を得ながら、共に協働活動をしていくことがとても大切になってきたと感じました。
 あらためて、学校と地域が協働して取り組んでいる事業を紹介したいと思います。一つは、コミュニテイ・スクール(学校運営協議会)です。保護者や地域住民等が一定の権限と責任をもって学校運営に参加することで、地域と学校が「育てたい子ども像」や「目指すべき教育のビジョン」を共有し、目標の実現に向けて協働する仕組みで、「地域と共にある学校づくり」を目指し、会議の中で熟議を通して進めていきます。
 もう一つは、地域学校協働本部(国東市は教育ネットワーク推進協議会)です。学校、家庭及び地域社会が連携・協働して地域の子どもを地域で育てていく「協育」の推進に資する取組を円滑かつ効果的に実践し活動している緩やかなネットワークで、「学校を核とした地域づくり」を目指し、いろいろな活動をしていくことで地域の活性化も図られていきます。
 この関係は、地域と学校の連携・協働を一体的に推進していく車の両輪のようなものであり、コミュニテイ・スクールが承認した学校運営や教育活動の方針に基づいて、地域学校協働本部を中心とした地域学校協働活動が展開され、より連携や協働することで子どもたちの教育に関する課題や目標等が共有され、関わる人たちの意識が高まるという効果も期待されます。
 国東市でも、コミュニテイ・スクール、教育ネットワーク推進協議会(地域学校協働本部)の互いの事業を連携しながら取り組んでいます。さらに工夫を凝らし、この2つを核にして連携と協働を図りながら、さらに深化させて学校教育に取り組んでいくことが必要だと思います。​
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