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オリーブの基礎知識 その1:気象条件
オリーブ栽培の気象条件(年間平均気温、日照時間、降水量からみる)
国東市の年間平均気温、日照時間、降水量(気象庁2012~2021データの平均値)
項目 | 単位 | 国見 | 国東 |
---|---|---|---|
1月平均気温 | ℃ | 6.4 | 6.5 |
年平均気温 | ℃ | 16.5 | 16.2 |
年間日照時間 | H | 1,957 | 1,869 |
年間降水量 | mm | 1,655 | 1,549 |
平均気温
オリーブは年平均気温が15℃前後の温暖な気象を好みます。
花芽分化には、1月の平均気温が10℃以下になることが必要です。
日照時間
日照時間が多いほど生育が良く、年間2,000時間以上の日照時間が望ましいです。
国東地域では、日照時間がやや不足しているので、
日当たりの悪い場所での植え付けや、密植は推奨しません。
枝の過繁茂を避けるなど受光態勢に工夫が必要です。
降水量
一般的に乾燥を好み1,000ミリ以下の降水量が望ましいとされています。
国内産地での降水量では大幅に超過し、国東地域は1,600ミリ程度となっています。
降水量が多くなると圃場での排水対策、防除回数の増加が必須となります。
また長雨の場合、園内に水が溜まらないように水はけを良くする必要があります。
風
オリーブは根が浅く太根、細根を合わせた全根量の約80パーセントが
地表から地下40センチまでに分布しています。
また根はもろく折れやすい性質なので、強風によって容易に倒伏します。
このため樹高を低く抑えるとともに、丈夫な支柱を設置する必要があります。
オリーブは風の媒介で受粉する(風媒花)ので、風通しが良くなるよう剪定を心掛けます。
倒伏を防ぐためにも支柱の設置を行いましょう!
オリーブ支柱購入の補助事業を行っています!
募集を開始する際は、市役所ホームページや広報などでお知らせいたします。