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【国東市 フレイル予防のための市民公開講座】を開催しました!(令和5年8月))

ページID:0043459 印刷ページ表示 更新日:2023年10月23日更新

国東市の健康課題の1つである「フレイル」に対し、予防のための普及啓発を目的に、8月20日(日曜日)に開催しました。

フレイルの各分野(身体的・口腔・栄養)を専門にされている講師より、フレイルが起こってしまう原因やどうしたら予防できるか等について講演があり、最後に、3講師によるパネルディスカッションを実施。当日の参加者は約350名に上り、アンケート結果からは「具体的でわかりやすく、フレイル予防を早速始めようという気持ちになりました」等好評でした。

※「フレイル」とは、加齢に伴い筋力などの体の機能が低下し、活力が低下した状態のこと。

市民公開講座での講演内容

【講演 身体的フレイル】

身体的フレイルの講演をする嶋田直宏 医師

講師:国東市民病院副院長 嶋田直宏 医師

まず日常生活における正しい姿勢から気を付け、週に2・3回は運動をすること、今より1日1500歩以上増やす生活を心がけることなど筋骨格系に視点を置いたフレイル予防のポイントについて講演がありました。
実際にその場で片脚立ちをしてみたり、椅子にこしかける姿勢を正したり等の実技もあり、最後にはフレイル予防に取り組み、健康寿命を延ばしましょうと呼びかけがありました。

【講演 口腔フレイル】

口腔フレイルについて講演する川村佳美 歯科衛生士

講師:大分県歯科衛生士会 川村佳美 歯科衛生士

オーラルフレイルの始まりは些細なことであり、実際に会場でオーラルフレイルチェック8項目を実施しました。
また、ぶくぶくうがい時の水の量はペットボトルキャップ1杯でよい点やかかりつけ歯科医をもつ大事さのお話がありました。
噛み応えのある食品クイズもあり、会場は驚きと歓声があがりました。

【講演 低栄養・高栄養】

低栄養・高栄養について講演する幸松利枝 氏

講師:管理栄養士 幸松利枝 氏

高齢期になり体重が減少することは筋肉量の減少による可能性が高く、体重の中の脂肪・筋肉など何が多いかが重要になります。フレイル予防のためには、3食欠かさず食べ、タンパク質をとる意識が大事。食事バランスチェックシート「またくちにやさしいわぁ」の紹介がありました。
​また、市民健康課が実施している体成分分析器利用を紹介し脂肪量・筋肉量の測定についてもおススメがありました。

【パネルディスカッション】
国東市民のフレイル予防~今後必要となるモノ・コト・考え方~

パネルディスカッション

嶋田医師からは、フレイル予防のためには生活の中での活動量を落とさない事、国東市は徒歩移動より車生活がメインの地域性があると思うのでいかに体を動かすように意識するかがポイントと発言がありました。
川村歯科衛生士からは、口腔フレイル予防のためには、まずしゃべることや歯でしっかり噛む事が大事、地域のサロンや各教室の皆さん同士で気をつけるよう話題にしていくとよいと発言がありました。
幸松管理栄養士からは、フレイル体験者という事で実体験の話を通し、自分の体を客観的に評価する大事さについて発言がありました。

今回の市民公開講座が国東市ケーブルテレビにて放送されます!

各分野の講演を3回にわたり、国東市ケーブルテレビ『くにさき元気風』にて放送予定です。
ぜひご覧ください。

 
タイトル 放送日

身体的フレイル

9月16日(土曜日)から
口腔フレイル

10月7日(土曜日)から

低栄養・高栄養

11月放送予定