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国見町の向田天満社で文化財防火訓練が行われました
令和6年2月4日(日曜日)午前10時から国見町向田の向田天満社にて文化財防火訓練が行われ、消防署国見出張所と消防団第4分団が訓練に出場しました。
午前10時、訓練火災が発生。天満社総代長が119番通報を行い、総代と防災無線で駆けつけた付近住民のみなさんが水バケツにより初期消火をし、消防署のポンプ車と消防団の積載車が現場到着後に、ポンプ車からのホースを可搬ポンプに接続して中継送水を行いました。
国見消防隊 現場到着(水利部署、ホース延長)
消防団第4分団 中継送水準備中
境内付近に設けた火点に向け消防署消火小隊と消防団消火隊の2方向から放水を行いました。
訓練終了後は境内に参加者全員が集合し閉会行事を行い、あいさつ(教育長、市議会議長)、訓練講評(消防署長)、謝辞(総代長)、火の用心三唱(消防団長)で終了しました。
向田天満社には県指定天然記念物である向田天満社自然林や市指定有形文化財である石造牛像、天満社狛犬、天満社石像一対など貴重な文化財があります。
向田天満社自然林
石造牛像(国東市ホームページより)
天満社狛犬(国東市ホームページより)
天満社石像一対(国東市ホームページより)
この訓練は、昭和24年1月26日に現存する最古の木造建築物である法隆寺金堂の壁画が焼損したことを契機に昭和30年に文化財防火デーが定められ、同時期に全国でも防火訓練等が行われており、国東市としても毎年場所を変え実施していて、国民の文化財愛護思想の高揚に努めています。