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池ノ内地区の文化財
池ノ内 |
市指定 |
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NO. |
区分 |
細区分 |
名称 |
所在地 |
所有者 |
指定年月日 |
01 |
有形 |
美術工芸 |
武蔵町池ノ内 |
蓮華寺 |
昭和54年7月1日 |
石造金剛力士立像
蓮華寺山門前に安置されているが、この像は町内大字三井寺椿八幡宮弥勤寺にあったものを明治初年の神仏分離の際当寺に移したものである。
椿八幡文書にはこの造立について「文化10年(1813)8月、椿宮仁王尊、従来木像にて朽損せしにより、治郎丸村初平、幾蔵願主となり石にて再建し之を弥勤堂前に建つ」とあり、願主が当寺の檀家であった為神仏分離を機に移転したものである。
阿形は基礎三重で像高1m76cm。左手に金剛杵を持ち、右手は腰にあてる。
吽形は基礎三重で像高1m75cm。両手ともに握り腰に構える。
阿形
文化11年
戌仲春
奉寄進
施主
治郎丸村
清永幾蔵
吽形
惣氏子中
奉寄進
次郎丸村
世話人
清永初平
同 茂作
これにより文化11年(1814)の造立で、施主、世話人等を明確に知ることが出来る。石材は基礎第一、第二重は角閃安山岩、第三重は花崗岩、像は角閃安山岩。