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香害と化学物質過敏症について~ご理解をお願いします~

ページID:0050458 印刷ページ表示 更新日:2025年3月13日更新

香害と化学物質過敏症について

香害とは

香害とは、合成洗剤や柔軟剤、化粧品、香水などに含まれる合成香料(化学物質)によって、頭痛や吐き気などさまざまな健康被害が誘発されることをいいます。近年では、この香害が原因となって化学物質過敏症を発症する人もいます。

化学物質過敏症を知っていますか?

化学物質過敏症は、日常生活で私たちが何気なく使用している香料等を含む洗剤、柔軟剤、アルコール消毒剤、芳香剤、消臭剤などの日用品に含まれる化学物質に接触することで、頭痛や倦怠感、不眠など多岐にわたる症状があらわれる疾患です。発症するとごくわずかな化学物質に対しても敏感な状態となります。
あなたにとって便利な「日用品」や気持ちの良い「香り」などが、近くにいる人にとって困る原因になっていることがありますのでみなさまのご理解をお願いします。

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化学物質過敏症とは

化学物質過敏症は過敏という名が示すように、ごく少量の物質にでも過敏に反応する点ではアレルギー疾患に似ています。最初にある程度の量の物質に曝露されると、アレルギー疾患でいう"感作”と同じような状態となり、二度目に同じ物質に少量でも曝露されると過敏症状を来します。時には最初に曝露された物質と二度目に曝露された物質が異なる場合もあり、これは多種化学物質過敏症と呼ばれます。
さらに化学物質過敏症はこのようなアレルギー疾患様の性格だけでなく、低濃度の化学物質に反復曝露されていると体内に蓄積し慢性的な症状を来すという中毒性疾患に兼ね備えています。
化学物質過敏症は未解明の部分が多い疾患ですが、このようなアレルギー反応と急性・慢性中毒の症状が複雑に絡み合っている疾患であると考えています。

(厚生省長期慢性疾患総合研究事業アレルギー研究班「化学物質過敏症~思いのほか身近な環境問題」パンフレットより引用)

主な症状

頭痛、全身倦怠感、不眠、便秘、動悸など特徴のない症状が多いです。
特に軽度の場合、身体の疲れや軽い風邪、また女性であれば更年期障害などとの鑑別が難しい場合が多いようです。

原因となるもの(原因物質)

洗剤、柔軟剤、芳香剤、消臭剤などの日用品や化粧品、殺虫剤や虫よけスプレー、農薬、接着剤や塗料、住宅建材、排気ガス、暖房等の燃焼ガスなど。
原則的にはアレルギー性疾患同様、その患者さんにとって合わないものであれば何でも原因物質になる可能性があり、世の中の物質すべてといっても過言ではありません。

対処方法

治療法が確立していないため、原因となる化学物質を避けることが、最も有効な対処方法と言われています。
また、適切な食事をし、適度の休息・睡眠をとり、毎日適量の運動をし、精神的なストレスを避けて健康状態をベストに保つことが症状を軽減したり、発症を予防できる場合が多いようです。

あなたにもできること

人が集まるところでは、洗剤、柔軟剤、香水などの香りが過度にならないように配慮しましょう。
殺虫剤、虫よけスプレーなどは、周囲の人に飛び散らないように注意しましょう。
住宅地などで農薬や除草剤などを使用する時は、飛散防止を行いましょう。
化学物質過敏症で困っている人がいることを理解しましょう。

リンク

【消費者生活センター】
独立行政
法人国民生活センターHP
柔軟仕上げ剤のにおいに関する情報提供(2020年)PDF [PDFファイル/663KB]

【化学物質過敏症関係】
NPO法人化学物質過敏症支援センターHP

【環境省】
環境中の微量な化学物質による健康影響に関する調査研究

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