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オリーブの基礎知識 その2:品種について
国東オリーブの品種について
国東で栽培されている品種の特徴になります。
オリーブは単独品種では実を付けない自家不和合性が強く、花粉は風によって媒介する風媒花です。
また品種間の相性もあり、相互受粉する品種同士の栽培が望ましいです。
品種 | 果実 | 樹勢 | 炭疽病 | 用途 | 初着果 | 収穫時期 |
---|---|---|---|---|---|---|
マンザニロ | 大 | 弱 | 弱 | 塩漬 | 早い | 極早生 |
ルッカ | 小 | 極強 | 強 | 油 | 遅い | 晩生 |
アルベキナ | 極小 | 弱 | 強 | 油 | 早い | 中生 |
コラティナ | 大 | 中 | 強 | 油 | 早い | 晩生 |
ネバディロブランコ | 中 | 強 | 弱 | 塩漬・油 | 早い | 早生 |
フラントイオ | 小 | 極強 | 強 | 油 | 遅い | 晩生 |
レッチーノ | 中 | 中 | 強 | 油 | 中 | 早生 |
国東での栽培を特に推奨している品種
マンザニロ |
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ルッカ |
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アルベキナ |
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コラティナ |
その他、国東で多く栽培されている品種
ネバディロブランコ |
花粉が非常に多い品種で、オリーブ生産地として有名な小豆島では受粉樹として10~20本に1本程の割合で植えられています。国東市では最も多い品種で、導入初期では8割を占めていました。 |
フラントイオ |
ルッカと遺伝子がほぼ一緒で、性質も非常に似ています。着果する時間は更に時間を要し10年経ってようやく花芽が付く樹も確認されています。ただ、一度着果すると収量は安定します。 |
レッチーノ |
収穫時期が早い早生系品種で、炭疽病に強く上記のフラントイオと相性が良いです。果実は小~中の大きさでオイル専用品種です。国東ではキュウセツAQUA(株)と一部の園で栽培されています。 |
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