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オリーブの基礎知識 その5:絶対必須!防除

ページID:0043688 印刷ページ表示 更新日:2024年4月1日更新

防除の種類は主に2つ

1.害虫 

  • オリーブアナアキゾウムシ:気を枯らします
  • カメムシ:塩水漬け用の実の出荷ができなくなります
  • ハマキムシ類:生育に影響を与えます

2.炭疽病   カビが原因の病気で炭疽病になった実は出荷は出来ません

1.害虫の防除

(1)オリーブアナアキゾウムシ(植付け2年~)

(2)カメムシ(植付け2年~)

(3)ハマキムシ類:生育に影響を与えます(植付け1年~)

害虫の防除は以下の3種類のうち、年4回です。
うち3回はスミチオン乳剤を必ず散布してください!

★年4回 推進散布スケジュール
時期 薬剤

第1回   3月下旬~4月

スミチオン乳剤50倍(ゾウムシ)
第2回   6月 スミチオン乳剤50倍(ゾウムシ)
第3回   8月

ダントツ水溶剤もしくはアディオン水和剤2,000倍
※ゾウムシが慢性的に発生している場合は、スミチオン乳剤を散布し、 
↓(4)の散布の際はダントツ水溶剤またはアディオン水和剤で対応する

第4回   11月~12月上旬

スミチオン乳剤50倍

(1)スミチオン乳剤

スミチオン乳剤

  • 使用倍率:50倍
  • 収穫前日数:21日前
  • 年間使用:年3回
  • 散布方法:樹幹散布

(2)ダントツ水溶剤

ダントツ

  • 使用倍率:2,000倍
  • 収穫前日数:前日
  • 年間使用:2回
  • 散布方法:散布

(3)アディオン水和剤

アディオン水和剤

  • 使用倍率:2,000倍
  • 収穫前日数:収穫7日前
  • 年間使用:2回
  • 散布方法:散布

オリーブアナアキゾウムシ防除 ※やらないと、オリーブは枯れます

​オリーブで樹が枯れる原因の9割オリーブアナアキゾウムシです。
防除をしてない園地や、回数が足りない園地ではほぼ確実に被害を受けます。

ゾウムシの防除さえできれば、樹が枯れる可能性を大幅に減らすことができます。

オリーブアナアキゾウムシってどんな虫?

オリーブアナアキゾウムシ幼虫編

オリーブアナアキゾウムシ成虫編

\必ず、オリーブアナアキゾウムシ防除は行ってください/

2.炭疽病の防除

梅雨明け時には殺菌剤を散布します。
炭疽病は以下4種のうち、いずれかを使用してください。

★おススメは(2)クプロシールドです。
1.のダントツ水溶剤とアディオン水和剤と混合可能で、散布時期も同じタイミングなので作業時間効率化の観点からおススメしますが、
→菌の耐性を防ぐため殺菌剤は散布の度、種類を変更することも必要です。

(1)アミスター10フロアブル

アミスター10フロアブル

  • 使用倍率:1,000倍
  • 収穫前日数:収穫30日前
  • 年間使用:2回
  • 散布方法:全体散布

(2)クプロシールドフロアブル

クプロシールドフロアブル

  • 使用倍率:500~1,000倍
  • 収穫前日数:収穫前日
  • 年間使用:制限なし
  • 散布方法:全体散布

(3)icボルドー66D

icボルドー66D

  • 使用倍率:50倍
  • 収穫前日数:制限なし
  • 年間使用:制限なし
  • 散布方法:全体散布

(4)ペンコゼブ水和剤

ペンコゼブ水和剤

  • 使用倍率:600倍
  • 収穫前日数:収穫前90日
  • 年間使用:年2回
  • 散布方法:全体散布