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オリーブの基礎知識 その6:植付け

ページID:0040016 印刷ページ表示 更新日:2024年4月1日更新

オリーブの植え付け

植え付け場所

  • 排水良好で保水力の高い土壌が望ましいです。
  • 日照量が要求されるので日当たりの良い南向き斜面が望ましいです。
  • 根が浅く倒れやすいので、風当たりの強い場所は避けます。
  • 水田に植える場合は客土や深耕、畝立てを行い、特に排水対策を十分行う必要があります。
  • 対策しても、立枯病が発生しやすので、水田の植え付けは推奨しません。

混植

 自家不和合性が強く、品種同士の相性もあるので、4品種以上の混植を推奨しています。
 ※苗木購入補助を受けて植えている方は最低2品以上の品種をお渡ししています。

植え付け手順

(1)植え付け時期は、3月〜4月上旬が適期です。

(2)栽植密度は5メートル×6メートル(10a当たり33本)です。
    この間隔以下では、成園時に密植になります。

植栽イメージ図

(3)植え付け2週間~1ヶ月程度前に植え穴を深く(30~50センチ)、広く(直径50センチ~)掘り、
     植え穴に、苦土石灰2kg、堆肥10〜20kgを 混ぜ埋め戻します。

植付け穴の写真

(4)根鉢を崩さずに定植する。→根がもろいので根をほぐさず植え付ける。

(5)深植えせず、浅めに植え付ける。畑よりも10センチ高く植え付ける。
苗木の植え付け

(6)地上部60~70センチで苗木を切り返す。
切り返し

(7)植付け後は、敷きわら等を行い十分に潅水する。
    植付後半年間は、2週間降雨がなければ潅水を実施する。(1回1本につき10~20リットル)

(8)丈夫な支柱を設置する。→オリーブは根がもろく折れやすいので強風により容易に倒伏するため。

鹿の食害について

苗木植付けから約3年間(特に1年間)は、鹿による新芽の食害が出ています。
主に生育の遅延が見られるため、
生息地に園地がある場合は獣害対策としてネットや電気柵の設置を推奨します。

電気柵