ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 組織で探す > 農政課 > オリーブの基礎知識 その8:施肥

本文

オリーブの基礎知識 その8:施肥

ページID:0043679 印刷ページ表示 更新日:2024年4月1日更新

オリーブの基礎知識 その8:土壌・施肥

土壌

  • オリーブは耕土が深く、肥沃で、保水性があり、排水良好な土壌が最適です。
  • 痩せ地では生育が劣り、不完全花の出現が極めて多く、開花しても結実しない現象が生じます。
  • 排水不良な粘質土壌は、定植後数年すると葉の先端半分が黄化し、落葉し樹勢が著しく衰弱します。
  • 土壌管理で重要なことは、土壌の団粒構造を維持増進し、通気性ならびに排水を良好にすることです。
  • オリーブは果樹のうちで最も石灰欠乏に弱く、また過湿条件下では葉の先端が黄変落葉しやすくなります。
  • 冬期の有機質肥料および石灰の施用と耕うんが必要です。​

​施肥…年1回

​完熟堆肥

時期:1月中旬

施用量の目安  2t/10a

苦土石灰

時期:2月中旬

苦土石灰

肥料…年3回

肥料

あくまでも目安とします。実際の生育状況を見て量は増減してください。

 

★施肥の散布場所 施肥の散布場所 [PDFファイル/343KB]
    ※令和5年2月7日発刊 第2号くにさきオリーブだより抜粋

施肥の散布場所

肥料要素ごとの役割や気を付けること

三大要素

  • 窒素(N):葉肥
    タンパク質や緑葉素といった植物体を構成する基本成分
  • リ ン 酸(P):実肥
    花や実、種の形成、細胞分裂に関わる成分
  • カリウム(K):根肥料
    水分調整や光合成能、根の発育に関わる成分、生育中に定期的な補給が必要

微量要素

  • ホウ素(B):花粉・花芽・花粉管の生育に関与
  • マグネシウム(Mg):光合成に関与、リンの吸収に関与

※樹勢が弱っている場合は、樹勢回復を行うことが1番です。
硝安や尿素等を分施し、樹勢の強化を図りましょう!

 

冬肥散布の説明画像
冬肥散布(堆肥、石灰)後の耕うん

施肥の方法の説明画像
施肥の方法(施肥は、樹冠の外周部に施用する)

 

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)