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止血法

ページID:0043402 印刷ページ表示 更新日:2023年11月8日更新

大人の身体には約4から5リットルの血液があり、出血により1リットル以上の血液が失われると生命に危険が及びます。体が小さい子どもなどでは、それ以下でも危険です。

傷からの大出血は直ちに止血をしなければなりません。

直接圧迫止血法

出血している傷口をガーゼやハンカチなどで直接強く押さえて、しばらく圧迫することで止血を行います。この方法が最も基本的な止血法であり、多くの出血はこの方法で止血できます。

止血処置を行う際、救助者はできる限りゴム手袋やポリ袋を使用し、感染予防に努めます。

手の甲に傷口がある画像   傷口にタオルをあてて止血している画像

鼻出血

鼻出血の大部分は、鼻の入り口に近い鼻中隔粘膜の細かい血管が、ひっかくことやぶつかることによる外傷や血圧、気圧の変化などで腫れて出血します。

鼻を指でつまんでいる画像   鼻を指でつまんでいる画像

手当

  • 座って軽く下を向き、鼻を強くつまみます。これで大部分の鼻血は止まります。
  • 額から鼻にかけて冷やし、ネクタイなどはゆるめ、静かに座らせておきます。
  • 出血が止まっても、すぐに鼻をかんではいけません。
  • このような手当てで止まらない場合は、もっと深い部分からの出血を考えて、医師の診察を受けさせます。
  • 鼻出血の場合、頭を後ろに反らせると、温かい血液が喉にまわり、苦しくなったり、飲み込んで気分を悪くすることがあるので、上を向かせないようにします。