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三浦梅園資料館では豊後聖人とも呼ばれる江戸時代の学者、三浦梅園(1723~1789年)の遺稿を数多く展示し、その生涯や学説を紹介する短編映画(約10分)を上映しています。梅園は、なぜと疑問に思ったことをとことん考えぬき、「玄語」「贅語」「敢語」の梅園三語を漢文であらわして条理学と呼ばれる学問体系を打ち立てた先哲です。
もともと梅園自身が設計し建てた旧宅(国史跡)に保管されてきた自筆稿本類30種212冊及び器物4点(肖像画・天球儀・顕微鏡・落款印)は国から重要文化財の指定を受けており、資料館ではこれらを三浦家からお借りし保管・展示しております。
展示室では重要文化財である肖像画や天球儀、「玄語」等の代表作をガラスケース内に並べ、書き入れのある手沢本類(蔵書)も展示中です。また壁面では、梅園の業績を哲学・科学・政治経済学・教育学・文学および医学の6分野にわけた説明パネルを置き、展示品を解説しています。
30席のシアターでは、その67年の生涯をわかりやすく紹介した短編映画「三浦梅園の旅」や、少年時代からの思索の特徴、および同時代のヨーロッパの学問との比較や梅園研究史についてまとめた番組を、随時上映しております。
また館内の奥、収蔵庫には梅園およびその子孫が収集した2272冊の和漢の古籍や梅園旧宅の襖から取り出した下貼り文書を、同じく特別収蔵庫には展示しきれない国指定の重要文化財や梅園自筆の写本と一族や門人の編著類を収蔵しています(収蔵庫はともに非公開ですが展示替えをおこなっています)。
館名 | 国東市 三浦梅園資料館 |
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所在地 | 〒873-0355 大分県国東市安岐町富清2507-1 電話番号:0978-64-6311 ファックス番号:0978-64-6310 |
開館時間 | 午前9時00分~午後5時00分 |
入館料 | 一般(高校生以上):300円(団体200円) 小中学生:200円(団体100円) ※団体は10名以上 |
休館日 | 月曜日(祝日の月曜は開館して翌火曜を休館)、 祝日等の翌日、年末年始(12月29日~1月4日) |
編著者 | 『書名』判型・ページ数 ・販売価格(税込み) |
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三浦頼義 著 |
『少年少女のための 500円 |
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三浦梅園研究会 編 (執筆者代表・永松祥一郎) |
『少年少女のための 500円 |
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北林達也 編 |
『復元版玄語 1,000円 |
※三浦梅園資料館のカウンターのみで販売しております
図書館などで現物をご覧の上でのご購入希望につきましては販売に応じます(冊子小包代金など送料改めて必要)
三浦梅園資料館
電話番号:0978-64-6311
〒873-0355
大分県国東市安岐町富清2507-1