本文
国指定登録文化財 |
計19件-萱島酒造14件、旧有永邸4件、重光家1件 |
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通しNo |
区分 |
名称 |
所在地 |
所有者 |
指定年月日 |
01 |
登録有形 |
国東町綱井 |
萱島酒造 |
平成10年1月16日 |
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02 |
〃 |
国東町綱井 |
萱島酒造 |
平成10年1月16日 |
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03 |
〃 |
国東町綱井 |
萱島酒造 |
平成10年1月16日 |
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04 |
〃 |
国東町綱井 |
萱島酒造 |
平成10年1月16日 |
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05 |
〃 |
国東町綱井 |
萱島酒造 |
平成10年1月16日 |
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06 |
〃 |
国東町綱井 |
萱島酒造 |
平成10年1月16日 |
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07 |
〃 |
国東町綱井 |
萱島酒造 |
平成10年1月16日 |
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08 |
〃 |
国東町綱井 |
萱島酒造 |
平成10年1月16日 |
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09 |
〃 |
国東町綱井 |
萱島酒造 |
平成10年1月16日 |
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10 |
〃 |
国東町綱井 |
萱島酒造 |
平成10年1月16日 |
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11 |
〃 |
国東町綱井 |
萱島酒造 |
平成10年1月16日 |
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12 |
〃 |
国東町綱井 |
萱島酒造 |
平成10年1月16日 |
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13 |
〃 |
国東町綱井 |
萱島酒造 |
平成10年1月16日 |
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14 |
〃 |
国東町綱井 |
萱島酒造 |
平成10年1月16日 |
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15 |
〃 |
国見町岐部 |
国東市 |
平成12年12月4日 |
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16 |
〃 |
国見町岐部 |
国東市 |
平成12年12月4日 |
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17 |
〃 |
国見町岐部 |
国東市 |
平成12年12月4日 |
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18 |
〃 |
国見町岐部 |
国東市 |
平成12年12月4日 |
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19 |
〃 |
国見町向田 |
個人 |
平成12年12月4日 |
萱島酒造は、明治6年の創業で親子四代にわたる醸造所である。仕込み蔵は、木造2階建、寄棟進、瓦葺きの大規模な倉庫建築で、内部は一、二階とも板床で、小屋はトラス組とする。敷地の奥手に建つが、風格ある大屋根は外部からも望見出来て、広く親しまれている。
仕込み蔵の東側にあり、棟を直行して建つ木造平屋建の建物。他の建物と異なり内都に棹縁天井をはった丁寧な造りになる。間口4間半に対して奥行13間と長い。近年、東妻に別棟が付属したが本体部は保存がよい。製品置場(瓶詰め)として知られている。
土蔵造二階建の蔵で、漆喰仕上げの簡素な造りになる。外壁は二階窓までのびる縦板を張る。窓は、外側に簡単な枠をつけたもので板戸片引きとする。県道に面して建ち、煉瓦造りの煙突とともに萱島酒造を象徴する建物として親しまれている。
米蔵に接続して建つ平屋建の倉庫兼門屋とする建物。米蔵側の一間半が門口で、門扉はシャッターに代わる。倉庫部分は間口3 聞、梁間二間と小規模で、真壁造で腰板をはる簡素な造りとなる。居宅とー体の醸造所を構成する付属的な施設である。
敷地の南側に位置する木造平屋建の麹を冷やすための蔵造の建物。桁行五間、梁間4間半の規模になり、中蔵とは棟を直交してたつ。小屋組は和小屋とし外壁は漆喰仕上げとする。醒造所で量も古い建物で、歴史を知る上で貴重である。
ムロマエの北側に隣接する平面八角形町煉瓦造り煙突で、高さが20メートルある。排煙口の意匠や煙道に付加された帯金具がアクセントとなっている。遠方からも望見され.古くから圃造所を象徴する工作物として付近の目印となっでおり広く親しまれている。
旧ムロマエの南に建つ建物で、間口四間、梁間3間の木造平屋建になる。中蔵とは棟を平行にし、外壁は周囲を板貼とする。南妻側の上部に気抜きの小屋が付き、意匠上のアクセントとなる。現在は吟醸酒を長期保存するための施般として使われている。
間口4間、奥行2間の長大な木造2階建で、寄棟造りの建物で,棟を南北に向ける。小屋組は、単純なキングポストトラスで、左右の東は挟み東とする。醸造所の建築群のなかで、仕込み蔵とともに外壁を板貼りとする壮大な外観はひときわ目立つ存在である。
中蔵の西側に建つ。間口6間半、奥行11間の平屋建ての建物。醸造所の中で最も古い建物として知られ、昭和4年から冷蔵庫として使用している。内部は、搾殻を詰めた二重の板壁に改修し保温性を高めている。醸造行程を知る上で、意義深い建物である。
仕込み蔵の西側に位置する立ちの割には間口がやや広めの井戸屋形で、切妻の屋根をかける。中央に醸造に必要な清水を汲む切石組の井戸がある。小規模な建屋であるが、開放とする南面妻側の入り口には注蓮縄を張って、日頃から丁寧に管理されている。
敷地の南側を限る塀で、腰下を煉瓦積みとしその上に木造の屋根塀を載せた構造になる。木造屋根塀の部分は、一間毎に柱を立て貫を渡し、その上下2段に間渡しを渡す簡素なもので、屋根は鉄板葦とする。明治以来の醸造所の繁栄を今に伝えている。
醸造所の裏手にある門で、煉瓦造りの親柱一対が保存される。鉄製の門扉は後捕のもの。仕込み蔵の南側に布設する下屋に接するように建ち、切妻の瓦屋根が付くほかシャッタ ーも布設されている等改造があるが、醸造所の歴史を知る上で意味ある門である。
醸造所の敷地のほぼ中央に建つ木造2階建、寄棟造り、桟瓦葺きの主屋。1階は北端部を開放とし、北側に隣接する酒造事務所と繋げてー体的な利用を図る。2階正面は、全面ガラス窓として開放的な造りとする。規模の大きな萱島酒造の主屋として知られる。
主屋の東南に近接して建つ木造平屋建、入母屋造の建物。軒廻りや妻壁を漆喰仕上げとし、南面及び酉面に庇を付加して広縁をとる。内部の造作は丁寧で、全体として保存も良い。明治期の雛れ座敷の好例であり、南面の庭園とー体的に構成されている。
幕末期の惣代庄屋を勤めた下岐部村の有永三郎の屋敷で,主屋は敷地のほぼ中央に西面して建つ。木造2 階建、緩くムクリをつけた豪放な入母屋造りで、四周に庇を廻し、内部は6間取形式をとる。階下は資料館として、階上はギャラリーとして活用されている。
主屋の東南方に位置し、主屋南東端の客用風呂場から渡り廊下により連絡する。木造2階建、南北棟の寄棟造、桟瓦葺の離れで、亀甲積石垣を基礎として建ち、階下は土間とし、階上に6畳・10畳・8畳の3室を設け、研修室・集会室等に利用されている。
主屋のシモテ、通土間部の東方に位置し、敷地境に積まれた低い石積擁壁の上に建つ木造2階建、南北棟の寄棟造、桟瓦葦で、階下は収蔵庫、階上は展示室として利用が図られてる。階上は東面の開口部から判断して居室であったと推測される。
主屋の北方、通用門から石往の東門へと通り抜ける通路を隔てて南面して建つ。東西棟、切妻造り、桟瓦葺の細長い建屋で、南と西の2面に吹放ちの土間を廻す。現在は、西方を便所、中程を物屋品販売所、東方をレストランに改造して積極的な活用が図られている。
国見町東端に位置する向田地区に建つ。木造平屋建、入母里造りの主体部の南西郎から土間玄関・帳場を南方に突出させ、入母屋破風を重ねた重厚な構えをとり、北西隅の台所には明取りを兼ねた特徴ある宝形屋根を載せる。設計は国東町出身の吉武東里。