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教育長の部屋(2021年1月)

ページID:0028556 印刷ページ表示 更新日:2021年1月1日更新

「謹賀新年」

明けまして おめでとうございます。梅の絵
残念ながら、依然として今年も 「withコロナ」の年になりそうですが、本年が皆様方にとりまして健康で幸せな1年となりますよう、まずもってお祈り申し上げます。

さて、今年一番の゛気になること゛は、コロナ禍がいつまで続くのかということだろうと思います。コロナ禍収束のためにはワクチンの完成が期待されていますが、その安全性の確保となると、そう容易なことではなさそうです。
そしてそのワクチンの完成とともに気になるのが、昨年開催予定だった東京オリンピック・パラリンピックが今年は開催できるかどうかです。この間の選手たちのモチベーション維持は相当難しかったと思いますし、これで中止にでもなれば選手生命に関わる事態になることでしょう。さらに、日本の経済状況も今年開催できるかどうかで大きく異なってくると言われています。それでなくても昨年のコロナ禍で、日本経済は大きく落ち込みました。その回復のために誰しもがオリ・パラをひとつの契機にと願っていることは間違いありません。

ところで、オリンピック選手やプロ選手に限らず、練習やスポーツの大会ができない苦しみは、昨年多くの小・中・義・高・大学生たちも味わいました。全国規模の大会から地方大会のほとんどが中止となり、その成果を披露することができませんでした。また、運動会や体育大会でさえ、本来なら地域を挙げて応援していただく場だったのに、いろいろな制限付きの会になりました。コロナ禍で仕方がないとは言え、ご期待に添えなかったことは残念でした。ただ、コロナ禍の中で、私たちが゛学んだこと゛や゛改善すべきこと゛もたくさんありました。例えば、臨時休校になった時、家庭での学習をどうするか、先生たちも大変苦慮しました。
4月には国の「GIGAスクール構想」によってひとり1台の端末機器を貸与する予定となっておりますので、学校での授業に生かすことはもちろんのこと、家庭学習での活用も視野に入れて、そのための研修・実践に努力してまいります。
もちろん、教育の基本は子どもたちと向かい合っての「対面」での営みにありますので、日頃からの子どもたちや保護者とのコミュニケーションに努めることは言うまでもありません。
また、反省すべきこと、それは「コロナ差別」と称されたできごとでした。これまでの人権学習がどこまで子どもたちの心に響いていたのか、家庭における心の教育はどうだったのか、私たち大人の課題として与えられていると思います。


以上のような学びや反省を生かした教育に、今後とも、学校、教育委員会ともに努力したいと思います。この1年もどうぞよろしくお願いいたします。