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教育長の部屋(2024年11月)
「じんざい」育成とは
- 4つの「じんざい」
組織には4つの「じんざい」があると言われています。
ア 人罪・・・人に迷惑をかける人
イ 人在・・・そこにいるだけの人
ウ 人材・・・仕事をきちんとやってくれる人、辞めても同じ技術や知識がある人で補える人
エ 人財・・・財産となる人、代わりがなかなかいない人
- 「3つの約束」で人間力が高まる
「人財」になるためには、当たり前のことをきっちりこなして「至誠」をつらぬくことが大事です。
ア いつでも、だれに対しても、本物のあいさつができますか。
イ 誰も見ていなくても、隅々まで掃除ができますか。
ウ 他人の考えを受け入れて、素直に話を聴くことができますか。
『一番大切なことは、大事なことを一番大切にすることです。』人として大事なことをきちっとやって人間的に大きく成長して「人財」と言われる人になっていきます。学校や職場で「君がいてくれて本当に良かった」と感謝され、子どもたちや親に喜んでもらえるような仕事ができる。地域や社会から必要とされる人になり、感謝しながら人生を送る。そうなったら幸せじゃないですか。皆さんには、幸せになってほしいです。
- 「あいさつ」は自分を変える
あいさつが大事だと思うその心が大事です。はじめは、みんな一生懸命ちゃんとあいさつをします。しかし、学年が上がるとできなくなる人がいます。なぜでしょうか。指導に問題があるのです。「あいさつの仕方」は教えても「あいさつの心」を教えていないからです。やり方だけ教えても続きません。成長するにつれて上手になっていいのにそうはならないのは「あいさつが大事だと思う心がないからです」どうしたら「あいさつの心」を教えられるのでしょうか。それは、あいさつの意義をきちんと教えることです。
ア あいさつは、自分から、相手の目を見て、大きな声で、笑顔でする。
イ あいさつをすると相手の存在を認め、相手に対して心を開くことができる。
ウ 周りの人があいさつをしてくれないのは、自分が周りにあいさつをしていないからである。
- 「掃除」は心をきれいにする
人はいつも見ているものに心が似てきます。身の回りをきれいにすることは、心を磨くことにつながるのです。一生懸命掃除をすると、いろんなことに気づく目、あらゆる角度から見る「心の目線」ができてきます。軽い気持ちでごみを捨てる人は、拾う人の重い気持ちに気づきません。
- 「素直」は人をどこまでも成長させる
「そんなことわかってるよ」って思った時は、わかっていません。その時は素直じゃないからです。「自分に何かを教えてくれている」と考えられる時は、時間を味方につけている時です。周りのせいにしている時は、無駄な時間を過ごしている時です。「愚者は賢者に学ばず、賢者は愚者にも学ぶ」と言います。素直は謙虚にもつながっていきます。「実るほど頭の下がる稲穂かな」一流な人ほど謙虚です。幸せになる最大の武器は「素直」であることです。素直な人は好かれます。「教えてあげたい」「助けてあげたい」と思ってもらえます。