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新年度を迎えて、関係者の皆様にご挨拶を申し上げます。
昨年度は、大変残念ではありますが歴史ある市内の小原小学校・旭日小学校が閉校を迎えるという大きな事業がありました。しかし、保護者や地域の方々のご理解ご協力を頂き、多くの方々の参加のもと閉校行事が行われ、また素晴らしい記念誌も出来上がりました。さらに、子どもたちを迎える国東小学校では、子どもたちが安心して4月を迎えられるように細やかな配慮のもと計画的に交流会を何度も実施していただきました。
4月の対面式や入学式では、子どもたちの笑顔をたくさん見ることができました。改めて、教育委員会として、子どもたちの資質・能力が新天地である国東小学校で、さらに大きく開花されるよう環境整備に尽力していきたいと決意したところであります。
さて、昨年度5月から教育長に就任し、就任挨拶の中でもお伝えしましたが、学校教育で大切にしたいことは、子どもたちの安全・安心と豊かな人間性をもった心の育成を図り、夢の実現に向けて自ら努力する子どもたち、探究心をもち、試行錯誤しながら学んでいく子どもたちを育てたいという思いでした。
これまで、各学校の校長先生方をはじめ学校職員の皆さん方が全力で子どもたちの成長のために、愛情と情熱を持ち頑張ってこられていることを実感致しました。それは、卒業式や入学式での子どもたちの姿からです。先生方やお友だちの話を静かに聞く姿や校歌を元気いっぱい歌う姿、そしてお祝いの言葉や労いの言葉の後に自然と起こる拍手です。「思いは言葉や態度に現れる」と言います。まさに子どもたちの心が育っているからこそ、あのような素晴らしい姿を見せてくれるのだろうと思います。まだまだ成長途中の子どもたちです。しかし、素直な心を持っていればぐんぐん成長します。学校職員の皆さん方の子どもたちの心に届く声かけや寄り添う指導・支援により、国東の子どもたちは、相手を思いやる優しさと諦めず努力する力、協調性、自己主張や自己抑制といった学びに向かう力も育ってきています。
今後も、学校・家庭・地域そして行政がしっかり連携・協働し、めざす子ども像に向けて共に取り組んでいきましょう。
【めざす子ども像】 ※令和7年度国東市学校教育方針より
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