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オリーブの基礎知識 その7:剪定(せんてい)

ページID:0040076 印刷ページ表示 更新日:2024年4月1日更新

剪定方針

植え付け初年度は、初期生育を旺盛にし、樹体の繁茂を図ることを第一に考えます。2年目以降、樹高が1.5メートル程度を越えるようになったものについては樹形を仕立てます。

樹形

開心自然形または変則主幹形とし、樹高は2.5~3メートル程度を目標とします。

オリーブの樹高を説明した画像

剪定方法

  • オリーブは前年の春~夏の新梢が結果枝になることから、基本的には「間引き剪定」を行います。
  • 枯れ枝がある場合や枝の更新の場合にのみ「切り返し剪定」を行います。
  • 主枝は3~4本とし、主枝の最初の分岐は地上50~70センチより上で取ります。
    →これより低い位置にある枝は、ゾウムシ対策と管理作業の面から切除します。

※大きな切り口には「トップジンMペースト」を塗布します。


まずは鋸で大きな内向枝や徒長枝をはずします。
混みあった樹は枯れ枝や不必要な小枝が多く発生するので小剪定を行います。

間引き剪定

オリーブの基本は「間引き剪定!」

オリーブの基本は「間引き剪定!」 [PDFファイル/459KB]

剪定する枝

下垂枝     車枝
交差枝     平行枝

剪定後の状態

  • 剪定した後の樹は株元が見えて、樹の反対が透けて見える程度に枝数を減らします。
  • 木漏れ日が株下に見えるように内側を空けます。
  • 徒長枝は基本的には残しません。
  • 間引き剪定の際は、概ね樹の3分の1程度の剪定量とします。
  • 剪定のしすぎはダメ。光合成量を減らし、生理落果を助長します。

剪定後の状態を示した画像

 

幼木の剪定前

幼木の剪定後
​2月、国見 幼木の剪定前 ​幼木の剪定後​

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