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三浦梅園資料館では、重要文化財に指定された資料を中心に60日ごとに展示替えを行っています。
現在、『玄語』3冊(『玄語』中 図説上、安永4年本『玄語』例旨、『玄語』例図)と『通語』、『東遊草』の重要文化財計5冊に加え、『西遊日記』、『病家示訓』(浦子手記「己亥抄」)の重要文化財計2冊をパネルで展示しています。
そのほかにも、『贅語』『敢語』のいわゆる「梅園三語」や、三浦梅園が多方面から蒐集した手沢本類などを展示しています。
三浦梅園の代表的な著書である『玄語』は、23回も書き換えを行い、安永4(1775)年、53歳の時に完成させたのちも晩年まで改訂を重ねた労作です。
現在展示している3冊は、完成に至るまで書き換えを行った草稿本のうち2冊、完成した8冊のうちの1冊です。
『通語』は、安永7(1778)年、梅園が56歳の時に著したもので、中国古典にあるような政治を理想とするのではなく、我が国の伝統的な風習を尊重した政治を理想とすべきだと説いています。
『東遊草』は、寛延2(1750)年、梅園が28歳の時に、伊勢神宮を参拝した際の紀行です。
『西遊日記』は安永7(1778)年、梅園が56歳の時に2度目の長崎旅行をした際の旅行日記で、長崎通詞の吉雄耕牛らとの出会いやそこで得た西洋の文物について触れています。
生涯を安岐町富清の地で過ごした梅園にとって、これらの旅行が大きな影響を与えたことは間違いないでしょう。
『病家示訓』は三河国(現在の愛知県東部)出身の医師加藤謙斎がわが国の医術伝来の歴史や自身の経験談などをまとめたもので、梅園は『浦子手記』と呼ばれる読書抄録に一部を写し取っています。
このほかにも三浦梅園に関する貴重な資料を多数展示しています。ぜひお立ち寄りください。
三浦梅園資料館
電話番号:0978-64-6311
〒873-0355
大分県国東市安岐町富清2507-1