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三浦梅園資料館では、国の重要文化財に指定されている三浦梅園肖像を11月23日(月曜日・祝日)までの期間限定で展示します。
かつて三浦梅園旧宅で保管され、現在は三浦梅園資料館に収蔵されている2幅の三浦梅園肖像は、ともに作者名の記載や落款の押印がなく、上部に漢詩文の賛も書かれていません。一説によると京都の円山応挙(まるやまおうきょ)に師事し、梅園の弟子でもあった中津藩の御用絵師 片山東籬(かたやまとうり)の作とされています。このうちの1つが昭和44(1969)年に国の重要文化財に指定されています。椅子に掛けた構図も同じで、異なる点は、花瓶の色と花瓶に挿された梅の枝ぶりです。右下の「東籬筆 先君御肖像」については当館で常設展示していますが、重要文化財に指定されている左下の肖像については普段は当館収蔵庫にて厳重に保管されているため、めったに目にすることのできない貴重な資料です。ぜひこの機会にご覧いただき、2幅の肖像の違いにご注目ください。
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| 重要文化財「三浦梅園遺稿」附(2)三浦梅園肖像(絹本著色) 片山東籬筆 |
「東籬筆 先君御肖像」(絹本) |
そのほか展示予定の重要文化財は『玄語』3冊(草稿本『玄語』小物、安永四年本『玄語』小冊物部、版下本『玄語』小冊物部)と『敢語』三稿本、『豊後跡考』の計5冊です。
また三浦梅園が多方面から蒐集した手沢本類なども多数展示予定です。
三浦梅園の代表的な著書である『玄語』は、条理学を体系的に記した書で、23回もの書き換えを行い、安永4(1775)年、53歳の時に完成させたのちも晩年まで改訂を重ねた労作です。展示予定の3冊は、完成に至るまで書き換えを行った草稿本のうち1冊、完成した8冊のうちの1冊、梅園が死の前年に出版を計画し、その遺志を継いだ門人らによって作成された7冊のうちの1冊です。
『敢語』は条理学の立場から見て、政治や道徳をどう実行していくかを記した書で、4回の書き換えを経て、宝暦13(1763)年、41歳の時に完成しました。展示予定の三稿本は刊行年は不明ですが、明和4(1767)年に改訂した終稿本に加筆したとおりに弟子に書き写させたものとされています。
上記の『玄語』『敢語』に『贅語』を加えた3冊は「梅園三語」といわれています。
『豊後跡考』は、宝暦5(1755)年、梅園が33歳の時に豊後国(現在の大分県)について各地域の史跡、民俗風習などを記録した著書で、中には「吉弘楽」についての記述も残されています。
このほかにも三浦梅園に関する貴重な資料を多数展示しています。ぜひお立ち寄りください。
三浦梅園資料館
電話番号:0978-64-6311
〒873-0355
大分県国東市安岐町富清2507-1