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プレコンセプションケアのススメ

ページID:0036606 印刷ページ表示 更新日:2022年8月9日更新

将来の自分へのプレゼント~あなたの希望するライフプランを叶えるために~

「プレコンセプションケア(Preconception care)」とは?

プレ(Pre)は「~の前の」、コンセプション(Conception)は「妊娠・受胎」という意味で「妊娠前からのケア」を意味します。

つまり、妊娠前の若い世代から自分自身のからだの状態を把握し、生活習慣を見つめなおし健康になることで、男女ともに将来望んだ時に子供が授かることができるからだづくりにつながることを意味します。

プレコンセプション健診を行っています。

健診費用の助成を行っています。ぜひ、ご活用ください。
​【県内初!】プレコンセプションケア健診費を助成します

プレコンセプションケアはこんな人におすすめです。

  • 将来あかちゃんを産んで育てたいな~、と思っている中・高・大学生さん♪
  • 子どもを授かることを望むか分からないけど、自分のライフプランを考えたい方
  • 赤ちゃんを望んでいる妊活中のカップル
  • 生理痛がひどい方、生理が不順なんだけど…と心配している方
  • 自分の健康状態を知りたい方

赤ちゃんを授かった夫婦の画像

なぜ、プレコンセプションケアが大切なの?

妊娠・出産には適切な時期があり、また、健康であることも大切です。しかし、現在の日本のカップルのうち5.5組に1組が不妊の検査や治療を受けていて、自然に妊娠することが難しいカップルが増えています。そのため、若いうちから正しい知識を得て、自分のライフプランに適した健康管理を意識することで、将来子どもを望んだ時に健やかな妊娠・出産につながり、次世代の子どもの可能性を広げます。

女性の各年齢における卵子の数の変化

卵子の数は決まってる?

女性は、生まれる前から卵子を持っています。おなかの中にいる胎児の時期が最も多く、その数は約700万個。その後は新たに作られることなく、年齢を重ねるとともに卵子の数は減っていき、20代では10万個、35歳ころには5万個くらいとなります。また、卵子は過度なダイエットでも減少することが分かっています。

卵子の老化って?

年齢が高くなるにつれて、卵子の老化が起こることが分かっています。特に30代以降は、徐々に老化が進み、妊娠率が下がるとともに、生まれてくる赤ちゃんの染色体異常の発生率も上昇します。

精子は新たにつくられていくけど…?

精子は、思春期以降、毎日つくられます。しかし、精子も男性が年齢を重ねるとともに、運動率や質が低下し、遺伝子異常も起こりやすくなるといわれています。

1分でプレコンチェック!

カップルでのチェックもおすすめです!
プレコン・チェックシート(国立成育医療研究センター・外部リンク)

​今から実践!プレコンセプションケア

健康診断を受けよう!

健康診断やがん検診など、定期的な健康チェックを習慣にしましょう。

歯科健診を受けよう!

歯周病は2001年にギネス記録に「人類史上、最も多くの感染者数の多い感染症である」と登録されています。定期的に専門家の口腔チェックが大切です。

歯科健診の案内画像

感染症を予防しよう!

性感染症の予防方法
項目 行動 備考
風しん

母子健康手帳でワクチン接種歴を確認し、未接種であればワクチン接種を受ける。(2回接種が必要)

胎児への先天性風しん症候群を予防する。
梅毒
  • 性行為ではコンドームを使用する。
  • 気になる場合は、検査や治療をパートナ-とともに受ける。
  • 2013年以降男女ともに梅毒感染者が増加
  • 初期症状が分かりにくいので注意が必要
性器クラミジア感染症
  • 性行為ではコンドームを使用
  • 気になる場合は、検査や治療をパートナーとともに受ける。
  • 性感染症の中で最も感染者が多い。
  • 感染が続くと不妊の原因になることがある。
ヒトパピローマウイルス(HPV)
  • 性行為ではコンドームを使用
  • 健診を受診し、HPV感染の有無を確認する。
  • 子宮頸がんの主原因は性感染症
  • 女性だけではなく男性も感染する。

たばことお酒に注意!

たばこは女性ホルモンの分泌が抑え、月経不順や不妊の原因になったり、胎児の発育にも悪影響を及ぼします。パートナーからの副流煙も同様です。
また、お酒は赤ちゃんの発達に影響します。

葉酸をとろう!

妊娠前から緑黄色野菜や栄養補助食品(サプリメント)等で葉酸を積極的にとりましょう。胎児の神経管閉鎖障がいの発生を予防します。

適度な運動を続けよう!

生活習慣の予防だけでなく、ストレス解消や女性に多い「冷え」の改善につながります。

1日3食バランス良く食べよう!

過度なダイエットによる「やせ」は、ホルモンバランスを崩し、不妊の原因になるといわれています。また、妊娠中の女性が栄養不足の場合、生まれる子どもの体重が小さくなる傾向があります。
健やかなからだづくりと食生活BOOK(厚生労働省) [PDFファイル/1.73MB]

バランスの良い食事例の画像

生活リズムを整えよう!

睡眠は心身の回復を図る働きがあり、毎日の健康を保つための大切な時間です。早寝早起きとともに、質の良い睡眠をとりましょう。
おおいた歩得(あるとっく)を活用しましょう!(大分県ホームページ・外部リンク)

ストレスをためない生活を!

ストレスはなくすことができません。自分に合ったコントロール法を見つけましょう。

​自分の未来予想図(ライフプラン)を立ててみよう

あなたの10年後、20年後、いつ、どのタイミングで、どのように…仕事は?ライフイベントは?経済的には?家族構成は?
カップルでも1人でも家族でもおすすめ!プレコンノートをのぞいてみよう!

プレコンノート​(国立成育医療研究センター・外部リンク)

ライフプランを考える男女の画像

※海外では、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)や世界保健機関(WHO)が、プレコンセプションケアを提唱し、日本でも国立成育医療研究センターに「プレコンセプションケアセンター」が設立されています。
プレコンセプションケアセンター(国立成育医療研究センター・外部リンク)

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