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【No.1】宝は足元にある!

ページID:0202305 印刷ページ表示 更新日:2024年2月7日更新

   3月4日に市長に就任して、44年ぶりに国東での生活が始まりました。長い間、ふるさとを離れていた私にとって、国東市での暮らしは何もかもが新鮮です。六郷満山のお寺を巡ったり、諸田山神社御田植祭を見たり、姫ダコ、生食用牡蠣、オリーブ、椎茸、味一ネギ、キウイフルーツなどの絶品食材を使った料理を食べたりと、毎日が驚きの連続です。

   また、就任直後から各地のイベントへのお誘いをいただき、国見町のミツマタ祭りや安岐町と武蔵町の桜まつりにも伺いました。地域の皆さんが手入れして育てた満開のミツマタや桜を眺めながら、地元の食材でつくったおにぎりや山菜料理をいただきながら考えました。

   国東市は人々の暮らしに必要な自然、食、文化がとても豊かです。でも当たり前過ぎて、その魅力が見過ごされてきたものがたくさんあるのではないでしょうか。何でもない、ふだん見ている景色や食べているものは、都市部にはない素晴らしいものばかりです。まさに「宝は足元にある!」のです。

   では、このような地域資源をどうすれば良いのでしょうか。国東の魅力を、東京をはじめ、全国の人に知ってもらうと同時に、地元で暮らす私たち自身が、それらの魅力や国東の良さに気づくことが大事です。つまり、まず私たちが自信や誇りを持っていないと、国東は輝かないのです。

   この秋、国東町鶴川には街を活性化するための拠点施設が稼働します。ここには、観光やグルメ情報を発信するギャラリーやカフェ、自分の店を持ちたい若者を応援するチャレンジショップ、そして、市内外のビジネスマンに活用してもらうコワーキングスペースやサテライトオフィスという、新しいにぎわいが生まれる「きっかけ」が用意されています。人が通りを行きかい、にぎわいが戻ることで、商店街が生まれ変わることを目指しているのです。そして、このにぎわいづくりの試みから、国見町、武蔵町、安岐町にも新しい賑わい創出のヒントが生まれればと思っています。時間はかかるかもしれませんが、100年後も国東市であるための「きっかけ」のひとつになればと考えています。 

   このような新旧の宝を、これからも創造したり、発掘したりして、市全体につなげていけば、世界中でここにしかない魅力的な国東市になると、満開の桜を眺めながら思いました。​


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