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国東市は今、企業の人手不足、地域の担い手不足を抑制する人口減少対策として、Uターンの促進に力を入れています。
進学・就職などで、一旦は国東市から離れたけれど、国東市に帰って暮らしたいと思っている方々に対する支援金制度を創設、拡充しました。
しかしながら、実際、国東市内にUターン就職ができる企業や事業所がどれくらいあるのかという心配もありました。
そんな中、先月、国東市内の41社の企業様に、国東市出身者の地元へのUターン就職を応援する「くにさきUターン応援企業団」を結成していただきました。
これは、お試しとして働いてみる就労体験や住居の相談、生活の困りごとの相談など、幅広く対応していただくことで、Uターン希望者が安心して国東にUターンできる環境ができたことになります。
まさに、Uターンの促進という同じ目標に向かって、企業と行政が連携できた好事例であり、『国東市は、ふるさとに帰る皆さんを大歓迎しますよ』というメッセージも強く発信できることから、大変ありがたく思っているところです。
これまでの地域振興策は、観光振興、農業振興、工業振興など、分野ごとに振興策を行っていました。
一方、人口減少時代の地域政策は、人口減少を抑制する「社会政策」と、企業を活性化する「人材政策」、コミュニティを維持する「地域政策」などを連携させて、
今、国東市で暮らしている、より多くの人たちが、地域の発展プロセスに参加できる、より広い意味での地域政策、「包括的地域産業政策」が必要となっています。
今後、市民の皆さん、企業、行政がしっかりとタッグを組んで、若い世代をふるさとに呼び戻すUターン促進をはじめ、様々な分野での地域課題の解決や地域の活性化に繋げていきたいと思いますので、一層のご支援とご協力をお願いします。