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【No.8】国東が誇る地域の宝がトリプル10周年

ページID:0202312 印刷ページ表示 更新日:2024年2月7日更新

   10月28日に「国東半島峯道ロングトレイル10周年記念全国フォーラム」が開催されました。ご存じのとおり、国東半島峯道ロングトレイルは、国東半島で古くから行われてきた六郷満山峯入行のコースをベースに、林道や登山道をつないで、その土地のさまざまな魅力に触れるトレイルとして、再構成したものです。コース上には「世界農業遺産のクヌギ林とため池」や「石造文化財」、「現代アート作品」などが点在しており、国東半島の四季折々の自然や独自の文化、歴史など、日本の原風景を一度に楽しむことができるコースです。近年、国東半島峯道ロングトレイルを歩かれる方は、欧米系の外国人を含め、増加しており、国東半島を代表する観光コンテンツの1つに成長してきました。沖縄から北海道までをつなぐジャパントレイルを提唱している日本ロングトレイル協会代表理事の中村達氏からは「信仰と人々の生活にふれながら、絶景も食も楽しめるコースは他にはない。国東半島峯道ロングトレイルが、歩く旅で日本人のライフスタイルの変容を促すオピニオンリーダーになってもらいたい」とエールを送っていただきました。

   11月21日と22日は「国東半島宇佐地域世界農業遺産認定10周年記念シンポジウム」が開催されました。公益財団法人地球環境戦略研究機関理事長の竹内和彦氏による「持続可能な地域づくりを目指す農業遺産」の記念講演をはじめ、東京大学大学院農学生命科学研究科の八木信行教授の基調講演「世界農業遺産:今後の地域活性化と、それに向けた国際連携戦略を考える」や「国東半島宇佐地域の活性化」をテーマとしたパネルディスカッション、小中学生の取り組み発表など、10周年にふさわしい充実した内容でした。気候変動など、地球環境が悪化する中、持続可能な農業を将来にわたり継承するためにも「クヌギ林とため池がつなぐ国東半島・宇佐の農林水産循環システム」の素晴らしさを改めて認識した2日間でした。

   ちなみに、国東市のマスコットキャラクター「さ吉くん」も10周年です。​


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